脱獄囚・鬼島は、嵐の夜に刑務所を抜け出し、舟を奪って逃走するも、
嵐の前には舟もほぼ無意味であった。
嵐にまみれ、意識を失った鬼島だが、意識を取り戻したときには
どこぞの島に流れ着いていた。
島が無人島であることを知り、刑務所と変わらない禁欲さにいらだつ鬼島。
しかし、そこに二人の美少女がやってくる。
どうやら、悪徳業社にだまされたらしい二人は、島に置き去りにされていってしまう。
飢えたライオンの前に、子鹿を放つようなもの……鬼島に潜む、邪悪な本能に目が覚める。
”……野郎に感謝なんて滅多にしねぇが、あいつらには礼を言おう。
わざわざ獲物を届けてくれて、ありがとうよ”
……狂気の世界、鬼島物語が今始まる……